四国新幹線 九州方式で開通(高知⇔四国中央先行開通)
四国新幹線
~九州方式で開通~
先に結論を述べます。「四国新幹線は四国中央⇔高知・松山を先に建設してくだせぇ」
とかいうことを妄想を含めて徒然なく綴ります。
妄想世界なのでお金が無限に湧いてくるのでルートなんて自由自在にビシーッと決めることができますが、一応、路線がどうなっているのかも仮定しておきます。『四国新幹線の実現を目指して』ってとこにのってた資料の路線にだいたい基づくものとします。
これですね。今回はこれにだいたい基づかさせてもらって独断と偏見で妄想を膨らませていきたいです。
先行整備区間として、『まずは「岡山⇔高松」だけでも』って声があります。これには反対です。大反対です。めっちゃ反対です。現状マリンライナーでこの区間は1時間かかりません。マリンライナーは快速列車なので、特急券不要です。そこにもって、新幹線をつくってしまえば、マリンライナーは廃止かよくても停車駅増と減便でしょう。そして、現状のように速達性をたかめようとすれば新幹線の特急券代のぶんだけ料金がupします。しかし、現状でもこの区間は早いため、費用対効果はいまいちでしょう。「新幹線ができて不便になったわー、だから新幹線なんていらないって言ったのにー、四国に新幹線は不要だ―」なんてことになりかねません。その結果、岡山⇔高松だけの建設でストップしてしまう可能性がでてきます。下に『四国新幹線の実現を目指して』からとってきた時間の減少幅の情報を貼っておきます。下の図より、高松⇔岡山は29分短縮されることが分かります。まぁ、もちろん特急券を払う価値があると感じる人は多いでしょうが、松山や高知の約2時間短縮とは衝撃が違います。
結論から申し上げますと、、まず、整備されるべきは、愛媛・高知の2県でしょう。
とりあえず今回は高知県になんで必要なのかを述べていきます。
四国中央⇔高知で建設します。
コスパいいのは、上に示したこの区間でしょう、
高知駅から岡山・関西・東京・九州方面に向かった際の上の図による時間短縮効果を見ていきます。
仮定として、高知駅は現状の位置で、途中駅は嶺北地域に1つで、四国中央駅は川之江と伊予三島の間としておきます。また、四国中央駅では特急しおかぜに乗るものとします。
高知駅
↓18分
四国中央駅(乗換)7分
↓1時間10分
岡山駅
岡山まで1時間35分となりました。現状2時間30分から約1時間の短縮です。ということは新大阪までは2時間15分となります。往復で考えると2時間分滞在時間がふえることになります。
次に需要もみていきます。
以下は高知駅から出ているバスの一覧です。2018年ごろつくった(いつ作成したか忘れた)やつなので現在のものではないことに注意ですが、ほぼ変わってないので大丈夫です。(福岡便なくなって北陸便ができたけど)
このうち、東京・大阪・神戸・京都・岡山・高松・名古屋・広島への客が単純に新幹線にシフトするとすれば、バス55本分の需要が生まれたことになります。現状南風・四万十が1時間おきくらいの需要があるので、もちろんこれも加えるともっと需要があることになります。また、この需要は単純にバス・在来特急からのシフトによる需要増であることに注意です。需要の増加は伊丹・関空・小牧・羽田・成田・福岡の航空便からもシフト分も大幅にあるでしょう。特に関西方面の航空需要は新幹線に置き換わることになるでしょう。羽田空港は需要増で旅客機も渋滞気味らしいので新幹線転換も、別方面でメリットがあるはずです。バスにしても、運転手不足が問題となっているため、そっち方面でもメリットがあります。
また1時間の短縮があることから、日帰り圏内になった京阪神方面からの観光需要が大幅UPするはずです。北陸新幹線金沢延伸のときも観光需要がUPしました。同じように観光需要がUPするはずです。
これらの需要増を考えると1時間に1本、多いときで30分に1本くらいの運転が見込まれるはずです。そして、技術的問題がなければ議論されているように単線で建設することで費用もうかせられるでしょう(個人的には複線建設要望)。
また、この高知⇔四国中央の建設は他県にもメリットがあります。愛媛県にしてみれば、四国中央市で高知方面の客が必ず乗り換えるので、結節点として、商品の売り上げがあがるほか、集積地としての価値も出てきます。四国中央駅の駅前には四国4県の人が集まる施設(四国4国立大学共同のなんかとか)をおいたりして、本当に四国中央市というネーミングに負けない面白い街に開発するのもよいでしょう。
香川にしてもメリットはあります。高知⇔四国中央の新幹線ができれば、間の四国中央⇔岡山を建設しないというのはなかなかないでしょう。建設されることが約束されたと同じことになり、西讃の利便性も高まることが予想されます。「狭い香川県そんなに急いだら早く着く」なんてスローガンでもたてて、建設されるんじゃないでしょうか。
徳島には、長期の視点で友ヶ島海峡に鉄道併用橋を建設するというふうにしましょう。徳島県にしてみれば泉州・和歌山方面への大幅時間短縮がはかれます。また新国土軸なんかの観点からも楽しい世界になることでしょう。
ということで九州方式(一部区間先行開通)で四国新幹線をつくりましょうのまきでした。
四国新幹線への批判を批判
1、土讃線改良してスピードアップすればいいのでは?
あの土讃線を改良してスピードをだせるようにするには1から線路をひくようなものです。また営業中の線路と交わるところでは時間を考えた工事の必要性もあります。ある程度使えるものを改良するのならば良いのですが、あそこで急峻な山間部を縫うように走る土讃線では新たに現在の技術で新しいものをつくったほうが費用対効果は大きくなるでしょう。(土讃線廃止などの問題はでてきますが、個人的には新幹線が完成すれば、大歩危~土佐山田はバス転換+現状の普通列車よりバス増便+高速バス大豊インターバスストップ停車再開による大杉駅廃止による特急不停車代替が住民によってもよりよい気がします)大歩危~阿波池田も廃止を検討しましたが、朝夕は普通列車2両分の乗客(主に学生)があります。現在朝の普通列車が2両から1両になったのでまぁまぁ混雑していますし。そういえば、2両のころは高知よりの車両が女子生徒、池田よりの車両が男子生徒というふうに分かれていました。
2、JR四国は赤字だから新幹線なんかいらん
赤字だからこそ新幹線が必要になってきます。それは、県外への需要がなく赤字ならばお話は違ってきますが、需要はバス・飛行機をみれば普通にあります。また新幹線開通後の時間で計測した距離をみればさらなる需要増が見込めます。というかそもそも公共交通が赤字だからいらないという考え方そのものが嫌いです。赤字だからいらないという人は自分の家の前の道(住宅街の路地の一画に家があるとすれば)たぶんその道、その人が払っている税金より金がかかっているはずなので赤字ですよね。使わないでね。もちろん受益者負担は考える必要があるため料金を設定するのはあたりまえですが、公共サービスの1つと考えれば、赤字であってもある程度は必要となるはずです。
瀬戸大橋線が黒字なのも四国4県の乗客が本州へ行くとき必ず通るためという面もあります。赤字だからといって瀬戸大橋線以外廃止すれば、瀬戸大橋線も赤字になります。交通「網」で考えず、一本の糸のようにお話を進めるのはよくありません。瀬戸大橋線が赤字になれば、岡山駅の乗客も減ることになります。
3、飛行機でよくね
確かに、空港へのアクセスが格段に向上し、到着後すぐにふらっと乗れるようになり、安くなって、航空便の行先が増えたらいいかもしれません。まぁそういうわけにもいかないので、中距離=新幹線で遠距離=飛行機という棲み分けが重要ではないでしょうか。
「田舎のくせに両方ともほしいとはワガママだな」とかいいますけど、この程度のものはあってあたりまえのインフラですよね。田舎にも人権はあります。
4、高速道路あるしいらん
速達性・安定性が違います。また、上と同じように棲み分けですね。高速=貨物輸送のイメージですかね。しかしながら3,4の批判は考える余地があります。棲み分けや連携することで最適化していくのがよいでしょう。
5、複線化・電化をまずしろよ
使えないものに金を投入してどうしろというのでしょうか。お話になりません。複線化・電化するのであれば土佐岩原~土佐山田廃止後高知都市圏の部分で実施するなら別ですけど。例えば、岡山~茶屋町を複線化したところで何分の短縮なんでしょうかね。現状に行違停車がなくなるくらいですよね。
6、在来線なくなるのやだ
これは、批判としてちゃんと考える必要ありです。琴平~土佐山田はなくなってしまうかもしれません。しかし、阿波池田周辺(大歩危~阿波池田~箸蔵)はまぁまぁ通学需要があります。2両編成満載分くらいには需要があるので、バス転換にしては多いし微妙なところです。ただ、新猪鼻トンネル開通や、大歩危付近の32号の改良工事が事業中であることを考えると、道路の通行性能がますますあがってくることを考え、現状の住民の効用をさげないように、鉄道を廃止し、バス転換するなど効率化はいずれ必要になってくるはずです。
(案)鉄道(琴平~土佐山田)廃止後の代替交通(運賃は現状の鉄道と同じものとする)
・大歩危~阿波池田~川之江方面への新幹線連絡バス(停車バス停は少なくし速達性に優れた)を開設する。毎時1本、閑散時間は2時間に1本
・池田から琴平方面へ、現状の鉄道本を満たすよう旧箸蔵駅経由新猪鼻トンネル通行で路線バスを開設(需要をみて、少なければのちに廃止)
・大歩危~阿波池田に現状の鉄道本数より多い(朝夕を中心に)路線バスを開設。
・大歩危から嶺北方面(新幹線中間駅)に現状の鉄道本数を満たすように路線バスを開設。
・大豊町の地元タクシー会社に補助金を出し、土佐山田~大杉間の住民に鉄道運賃並みの負担でタクシー利用を可能とする。但し、発着点を利用者自宅とし、役場や病院等の公共施設及び後免駅、嶺北の新幹線中間駅及び国道32号線上とし、その区間を越えて利用する場合は、タクシー会社の定めた料金を支払わなければならない云々・・・・・・・(詳しくは別で徒然)
くらいして、住民の効用をあっぷしつつ、廃止しないといけないと思いますでございますです。
れいほくの中間駅をどうするか
名称はまた決めるにしても、なんかおもろい駅がつくりたいなーー。
妄想としては、以下のものを駅直結で建設します。
・ホテル : JRのクレメントシリーズで、四国の自然をコンセプトに建設します。
・病院 : れいほく中央病院を移設します。
・総合庁舎 : 嶺北3町の総合庁舎を建設し、行政サービスの効率化を図ります。
・郵便局 : 嶺北3町の集荷をし、現状より取扱時間や取扱可能業務を増やします。
・店舗(地元ピーポー向け) : 駅ナカ・チカとして、3町のスーパーマーケット、ドラッグストア、電気屋を集約します。
・店舗(観光客向け) : 駅ナカ・チカとしてレストラン・土産物店を設置。
・オフィス : 新幹線効果で山奥の環境で働きたい人向けサテライトオフィスを少しだけ建設します。
・温泉 : ほっとすぷりんぐ
・専門店 : アウトドアの宝庫として売り込みたいので、モンベルショップやらなんやらを置きます。
・マンション : 山奥から新幹線で通勤したい人や、別荘としたい人向けにすこーしだけ建設しましょう。
・駐車場 : 立体のまぁまぁでかいのを建設しときましょう。
これらの建物を平面にべたーーとつくるのではなく、駅ロータリーを取り囲むように建設します。山奥に突然要塞のように駅があるかんじにしたいです。
高知駅をどーするか
れいほくの中間駅に続いて高知駅も妄想しておきましょう。
▼高知駅
駅ビルとの連結がいまいちですが、こんなかんじの駅にしてもらいたいな。
①:新幹線駅&商業施設&立体駐車場
コーナンとケーズ電気があるところを駅にしましょう。もちろん駅ビルとして建設します。北側はバスターミナル棟にします。そして、現高知駅の東端に新幹線乗換改札をつくります。また、商業施設も入れます。
商業施設のラインナップは、既存のコーナン、ケーズデンキに加え、本屋と飲食施設くらいにして、中心商店街との競合を避けます。
②:立体駐車場
本当は無料にしたいですが、周辺の駐車場との兼ね合いで料金はとります。ぱ~く&らいどを行い、新幹線や在来線に加えバス利用などの駐車は利用料金1泊100円にします。
③:観光施設
既存の観光施設を増強します。
④:合同庁舎
官公庁をまとめます。駅北の合同庁舎をこっちへもってくるのに加えて、郊外に散らばっている庁舎をまとめます。
⑤:文化施設(博物館&美術館)や温泉
県立美術館は津波がくると水没してしまうので、こっちへ移転しましょう。また、建物ははりまや地下駐車場と直結させます。
既存の店舗等は、中心市街地に移転してもらいましょう。中心市街地を店舗で密にすることができ、青空駐車場という悲惨な街並みになることを防ぐ効果もあります。
そして紫線のところは、アーケードを新設します。江ノ口川には橋を新設し、水辺の街の雰囲気をだします。また、わたくしの信念として、「アーケードは1本がどーんとあるだけではなく、細かく分かれていたり網目状に分かれているべし」というものがあるので、アーケード網を張り巡らします。また、松山みたいに駅~城へのL字のメインルートができあがります。
ちなみにアーケード街は西日本で多い傾向がみられます。そういえば城が中心にあるのもTHE西日本ってかんじですなー。
▼どっかで拾った商店街のアーケード設置率
まぁ駅についてはもう少しじっくりと動線とかを考えたいものですなー。路面電車の北進を含めて............とりあえず、四国新幹線早期整備!!
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