樫山トンネル
樫山トンネル
(上図は高知新聞より引用)
この道路は、嶺北地域と高知県中央部を連結し、嶺北地域の交通環境を改善するだけではありません。県外と高知県を結ぶ重要路線となります。陸の孤島だの遠流の地だの言われている高知県に大きな変化をもたらすことになります。この道路の主な価値は2つあります。
- 災害時の代替路線としての価値
高知自動車道は高知県の命綱です。この道路が止まれば高知県の物流は死ぬといっても過言ではありません。西日本豪雨のときのように高知自動車道が災害により通行止めとなったときには、樫山トンネルが代替路線となり得ます。
- 陸の孤島 高知県の交通を劇的に改善
災害時に限らず、平常時であっても、この樫山トンネルは他県と県都を結ぶ重要な路線としての役割を持つことになります。2021年度には、新猪鼻トンネルが開通し、西讃と池田が無料の高規格道路で直結することになります。これにより、徳島県西部は劇的に交通環境が改善されます。徳島県西部の交通環境が改善されれば、高知県へも良い効果が表れます。これは、高知県から一般道で香川県に行く場合、徳島西部を通過する国道32号を通る必要があるためです。よって、新猪ノ鼻トンネルが開通となると、香川県方面から高知県に向かう時間も短縮することになり、国道32号の交通需要が増えることが予想されます。
さらに将来的には、高知県道246号・愛媛県道126号に沿うように、寒風山道路のような高規格道路を建設し、嶺北と四国中央市を直結するということもあるかもしれません。そうなれば、高知県の交通環境は劇的に改善するでしょう。この効果は、高知県⇔香川・徳島・東予の交通の一部がこちらに流れた結果、国道439号では、交通量が増加し、沿道にコンビニや休憩施設などの開発が進むというものが挙げられます。また、吉野川を中心とした観光開発も進むでしょう。
直線距離では瀬戸内海側と太平洋側は50kmくらいですが、四国山地が邪魔をしておもうように移動ができず、移動するには通常、高速道路に課金をするしかありませんでした。そこに一般道という選択肢もできることになります。そうすれば、そんなに急ぎではない交通は一般道に流れることになり、利用者の費用負担も高速道路に比べ軽くなり、その結果使えるお金も増えることになります。また、沿線では店舗の売り上げが増えることにもなります。このように、この道路は、樫山トンネル単体だけでなく、将来を見据え高知⇔四国中央の交通まで考えれば、おそろしく価値のあるものになってくるでしょう。
ということで、うだうだ言ってきましたが、ここで妄想ワールドを炸裂させ、高知⇔四国中央の道路をみていきたいと思います。
全体をつくるのはめんどくさいのでとりあえずちょっとだけ作成
紫線が新規道路です。もちろん4車線です。そして、山の上には産業団地っぽいものも作成しておきました。津波の心配は0ですね。これは、一番上の図にある四国山地縦断道路の一部をなすものです。紫線は「北山スカイライン」とか「新土佐北街道」とかにしておきましょうか。信号交差点は5か所、トンネル2か所で、開通させてみました。
そして、とりあえず平らなところがあれば開発をしたい病なので、「北山テクノパーク」という謎の場所もできています。
そして、樫山トンネル前後の道路も改良し、概ね80km/hで走れるようにします。また、追越車線や登坂車線を多く設けることで速達性に優れた道路にしていきたいですな。
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