4車線道路の総延長距離勝負(徳島・高知・島根・鳥取)(一般道路の部)

 4車線道路の総延長距離勝負(徳島・高知・島根・鳥取)

4車線道路とは片側2車線を有する道路のことです。
人口少ない県トップ4の徳島・高知・島根・鳥取で4車線道路(一般道)の総延長について比較させてみました。
通常ですと、4車線道路=人口が多い(交通量が多い)ところで必要なので
徳島>高知>島根>鳥取 の順になることが予想されますが・・・。

【ルール】
・googlemapで計測(若干の誤差や漏れは勘弁)
・片側2車線が確保されている距離を計測(右左折レーンのみは計測しない)
・自動車専用道路や私有地(工場内や自動車学校)は基本的には入れない
・一般の用に供する場所は入れるときも(個別判断)

この4県で距離が短かった順に発表します。

【順位発表】
●最下位(4位)・・・「島根県」 40.8km
まさかの4車線道路距離が50kmを割っていました。
一般道しばりというところも不利に働いています。
松江市内は山陰道の無料区間が早くから開通しており、4車線運用され、そこで大部分の交通を担っていますが、自動車専用道路とあり今回計上していません。

こんな感じで高架区間もあり都市高速チックで意外と都会感がありますが、今回計上はなしです。そんな島根県で重複なく4車線道路のみを走行したい場合はおそらくこのルートが最長になりそうです。
それでも14kmもありません。北の本庄地区から南は松江西インター付近までをくにびき大橋経由で走行します。なお、大手門前から県庁を通り宍道湖大橋経由もほぼ4車線ですが、県庁前あたりで若干4車線とは捉えられない部分があり、重複なし最長距離からは除外しました。(県庁付近のバスのみ左折レーンから右折する初見殺しのあのあたりを除外しました。)
重複無し最長距離の次点は下図のとおり12.1kmでした。

最長距離は嫁島のあたりで国道9号から大東方面に抜ける際(その逆も)分岐で1車線或いは車線減少があるのですが、それも許さないとなればこっちが最長距離と思われます。くにびき大橋までは同一ルートで、西津田の交差点を直進し、桧山トンネルを抜け、上乃木で山陰道の高架下を通り、運動公園に入るルートです。
そのほか簡単に島根県の4車線道路事情をまとめると以下のとおりです。
・松江市・・・23.68km
・出雲市・・・7.96km
・その他・・・9.16km
出雲市内は比較的ゆとりのある設計で4車線道路も松江についで整備されていますが、それでも10kmもありません。R9のからさで大橋区間4車線化(神立のR9旧道別れ~中野東)に調査費がついているので2kmくらい距離が増えそうです。
その他は、雲南市(R54)・大田市・浜田市(ほぼ漁港関連)・益田市(もちろん駅裏のちょっとだけ4車線も計上)・奥出雲町(三成のR432 斐伊川のところ)
雲南市のR54は今後少しだけ4車線区間が伸びる予定です。
なお安来市の日立かなんかの工場内は4車線道路がありますが入れていません。
以上島根県でした。

●3位・・・「徳島県」 105.57km
この4県の中では人口は一番多いですが下から2番目でした。
それでも下から2番目ですでに島根県の2倍を超え100kmオーバーです。
内訳は、
・徳島圏・・・105.12km
・その他・・・0.45km
その他の450mは池田のR32のあのなんちゃって4車線区間の計上によるものです。右左折レーンと整理し、計上なしでも良かったですが、香川側からだと右折レーンが2車線あり、なおかつ遅い車を追い越すためにもつかわれているので、今回は計上しました。にしても圧倒的徳島都市圏です。
そして徳島の4車線道路といえば鳴門市から徳島市を貫き阿南市までを結ぶR11+R55のコンビ(45km)が代表格でしょう。距離感が分かるように切り抜き地図は大きめです。島根県は4車線道路が少なすぎて4車線道路のみの最長距離が計算できましたが、ここからは100km超なので見どころのピックアップに変えます。なんといっても右左折なし45km連続の4車線は四国の中ではトップクラスです。徳島市内の片側3車線区間は圧巻で、特に吉野川大橋区間や今切川区間の高い高架区間はなかなかワクワクします。(昔はオービスが・・・)
最近は市内通過はもっぱらしらさぎ大橋経由ですが、こっちも橋上4車線で末広大橋区間も4車線で・・・と、なかなかゴージャスですばらしいです。対岸の和歌山にも紀の川河口にみなと大橋がありますが、どう考えてても徳島の方のしらさぎ~末広の東環状コンビの優勝(?)です。(個人的には和歌山だと第二阪和国道の大阪側から和歌山市内方面に下る紀の川手前のR26が好きです。)

新町川の上から市内方向がばーっと見えますが、きれいです。
今後の動向をみますと、徳島市を中心として、環状道路がぐるーんとできますので、4車線距離はさらに増えるでしょう。南環状の本線部分は自専道なので完成しても今回のルールだと計上しませんが、今後が楽しみです。
以上徳島県でした。

●2位・・・「高知県」 121.76km
徳島県に勝てましたが、徳島県は南環状側道部分や西環状、しらさぎ末広接続といった道路が未整備であるため、そこが開通すれば逆転される可能性がかなりあります。

高知県の4車線道路を堪能したい場合は上記香南市から電車通り上町2丁目経由土佐市のR55+R32+R33+月の瀬橋+R56になるでしょう。距離は37kmくらいと徳島のR11+R55コンビに負けますが、こっちはなんといっても路面電車との並走を楽しめますので・・・。
県内の4車線化用地・計画がある道についてはすでに別でまとめているので詳細は割愛しますが、おそらく今後徳島に逆転されます。
内訳は、
高知圏・・・115.96km
その他・・・5.8km
徳島県に続き高知県も圧倒的高知都市圏の力です。その他は四万十市・宿毛市です。
以上簡単ですが高知県でした。

●優勝(1位)・・・「鳥取県」 125.17km
まさかの人口最小の鳥取県が優勝しました。2位の高知県と4km差くらいです。
先に内訳から、
鳥取圏・・・42.46km
倉吉圏・・・13.3km
米子圏・・・69.41m
なかなかバランスが良いです。また、県庁所在地ではなく米子圏の方が4車線道路が多いことも興味深いです。

境港の岸壁や米子駅周辺をうろうろすれば重複なくもっと長い距離がかせげますが、ある程度まっとうに走っても25km超の4車線があります。米子⇔境港は上記の外浜産業道路以外にも内浜産業道路があり、南行走行時は大山がどでーんとあり、なかなか圧巻の道路景色が広がります。人口最小の鳥取県の道路だとは思えないほどちゃんとした4車線道路が広がっています。時間にもよるかと思いますが車の流れもなかなか良いときもあります。
特に外浜を大山を面前にして走行するのは本当に道路風景としてはなかなか価値があろうかと思います。
鳥取市や倉吉市も人口規模からみる4車線道路整備としてはなかなかすごいですが、やはり米子⇔境港は別格です。
また、倉吉市も10kmを超える4車線道路を有しており、県庁所在地の鳥取市も20万人を切る人口ながら環状道路の整備をみてもR9の南隈~覚寺のほぼ高速道路をみても、なかなかすばらしいです。

気分は高速道路です。(R9 福知山方面から松江方面を望む:秋里R53・環状分岐)
また、今後の動向ですが、米子・倉吉はある程度一般道整備は落ち着いた感じですが、鳥取市ではR29が4車線化について予算がつきそうなところがあるので、今後さらに伸びるでしょう。
以上鳥取県でした。

【まとめ】
4車線順位は
鳥取>高知>徳島>島根
でした。
また、今後の整備状況によっては鳥取・徳島・高知は入れ替わりが起きそうですが、最下位の島根はおそらくこのままの順位でしょう。

また、47都道府県でみてもおそらく4車線道路順位の下4つは「鳥取>高知>徳島>島根」これでしょう。時間があればもう少し調べてみます。また、間違いや計測誤差は許してください。
おしまい。

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