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初見殺しな高知のカオスな道路

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初見殺しな高知のカオスな道路 はじめて走る府県の道路は、右左折の車線が分からなかったり、その地域独特のルールがあったりと、「ご当地道交法」でもあるのかというような状態であったりします。そこで、たぶん高知県外ではあまり見ないであろう道路を紹介していきたいです。写真はすべてgoogleマップのストリートビューからのスクショです。 ①初見交通不可能度レベル★☆☆  国道33号 本丁筋(通称:電車通り):旭町1丁目交差点~本宮町交差点(2km) インチキ2車線 なんか左車線狭くないですかね。普通車どうしでも並走するときは、片方のタイヤが歩道に乗り上げてしまいそうです。また 左の狭い車線はよく自転車が逆走してくる ので危険度はUPします。歩道が1人分しかないため、左車線走行時は人や電柱にミラーを当てないよう注意しましょう。  そして、歩道上に路駐している車がいる場合、自転車や歩行者も車道に飛び出してきますので、この車線は走りたくないですね。東京とかにもこんな狭い車線がありますが、歩道は植栽などで分離されているので走行時の安心感は大きかったです。 軌道上は快速車線 普通車に限って、 軌道上が走行可 となっています。このためこの道路は左側の狭い車線+右車線+軌道上の実質片側3車線道路となっています。 軌道上の走行の注意点は、  ①雨の日、線路上なのでタイヤが滑りやすいこと  ②自分に向かってくる電車とすれ違う時ちょっと狭いこと  ③ 自分の左側に右折車がいる ことです。特に軌道上を直進しているときに、 自分の左側の車線の車が右折してくる ことがあるので、右折車を追い越す際はスピード控えめで運転するのが良いでしょう。  また、右折する際は、通常の交差点の通行方法に加え、  ①対向の電車  ②直進の電車   ③軌道上(内側)を直進する車 に注意する必要があります。ようするに 右折車をまくって直進してよい ため、その車に注意ということです。 右折車をまくって直進可 路面電車の走っている街あるあるとでもいえるのでしょうか。右折待ちをどこでするのかは、場所によってルールが違っていることが多いですね。高知県の場合、交差点によってルールが異なっています。 この通りでは、右折車が真ん中車

浦戸湾架橋 高知広域環状

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浦戸湾架橋 高知広域環状 浦戸湾には2本の架橋計画があります。1本は潮江と弘化台を結ぶもので、もう1本は高知広域環状道路によるものです。 臨港道路浦戸湾横断線 潮江と弘化台を結ぶ道路についてみていきます。今のところ「臨港道路浦戸湾横断線」とよばれています。 図1 浦戸湾横断線   高知港港湾計画 (平成12年11月改訂)によれば、 『 港湾と背後地域及び港湾内各地区の円滑な交通を確保するため、臨港道路浦戸湾横断線(既定計画:2車線)を4車線として計画する』ということで、 4車線道路として計画されているようです。これは、東部道の高知南ICと桟橋・潮江地区との接続を考慮すれば妥当な変更だといえます。さすがに2車線だと狭苦しいですし、県都の臨港道路として寂しい感じがします。また、湾岸地域ということで工場地帯もあることからトラックなどの通行も考えると、余裕を持たせて4車線での建設というのは良いことだといえます。  そして、この道路の特徴は、弘化台で「ぐるりん」となって県道35号に接続するところでしょう。五台山からの夜景では、鏡川大橋の弓なりに凸ってる「ぽっこん」部分がアクセントとなっています。さらにこの「ぐるりん」が加われば、夜景としての見栄えも良くなるでしょう。  高知広域環状道路のほうの橋が県内の広域連携軸だとすれば、こちらは、地域内の交通軸となるかんじです。  名称としては「浦戸湾アカメ大橋」か「浦戸湾あかめ大橋」とかがいいですかね。普通に「高知臨港大橋」で通称「あかめ大橋」とかでもいいかな。 高知広域環状道路  高知広域環状道路は地域高規格道路として計画されていますが、いまだに全貌が見えてきません。 予定線によれば、高知南インター付近から西バイパス終点部あたりを結ぶ道路としているようです。( ピンクの〇 ) 西バイパスは自専道ではないので、高知広域環状道路は自専道でつくってほしいです。自専道なら東部道と接続し、緑看板だけで、日高村方面までいけるようになります。そして、将来的には、高知松山自動車道と接続し、松山まで高速でつながってほしいです。 図2 高知広域環状道路予定線  できあがれば、高知県の「そとかん」となり、高知市近郊の東西移動が便利になります。松山の外環状も徳島の環状線もだい

上町5丁目交差点 交差点改良

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上町5丁目交差点 交差点改良  空港入口交差点に次いで妄想交差点改良の魔の手が及ぶのは、「上町5丁目交差点」でーす。どうやら、土佐道路の石立交差点は交差点改良工事により、なんか地下道ぶっこわして左折レーンをつけるらしいです。こうなると流入が増えさらに上町5丁目交差点と石立交差点間の交通があっぷあっぷになる予感がします。なので、上町5丁目交差点も改良していいきます。 1、現状把握 問題点① 交差点間距離 問題点② 右折レーンに対し右折滞留量の多さ  赤矢印方面に右折する車が多いにもかかわらず、右折レーンが短く、また緑矢印から赤矢印方面への車の量も多いため、詰まった結果、さらに詰まるという悪循環がおこっています。 2、改良   右折レーン を2車線に増やします。  玉水のほうからくる 緑線 は右折禁止にし、流れがつまらないようにします。また、左折も直進後次の交差点で左折することを推奨します。  この交差点は現状でも、上図のように左折レーンから右折せざるを得ない状態になっていることもあるので、それを追認する形で、左折レーンを右折兼用とし、2レーンで右折できるようにしてもらいたいです。

高知広域環状道路

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高知広域環状道路  昔から計画だけあっていつ完成するか分からないものトップ5in高知の筆頭である「高知広域環状道路」。現実的な案を考えるだけでは面白みにかけるので予算制約のない妄想世界な案を考えていこうかな。まずはネーミングを考えていきましょう。高知広域環状道路っていうのはなんか長すぎます。かといって、最近の風潮で「高知南サンロード」とか「高知フラワー街道」とか「高知坂本龍馬道路」とかになるのはネーミングセンスを疑います。別に高松の「サンシャイン通り」か「サニーマート通り」かなにか知りませんけど、センス悪いとは思ってませんよ(*^^)v。岡山の「桃太郎大通り」もすばらしいネーミングセンスだと思います。常識的なネーミングセンスから考えると以下の3つうちどれかがいいんじゃないでしょうか。 高知外環状道路  通称:そとかん 高知外郭環状道路 通称:がいかん 高知広域環状道路 通称:かんじょーせん  そういえば、なんでか「外環」っていう言葉は函館を除けば、西日本では「そとかん」、東日本では「がいかん」って呼んでいるという不思議があります。普通に「内環状」の反対として「そとかん」がいいとは思いますけど。松山なんかも「そとかん」ですよね。今回は「外環」ということにしておき「そとかん」か「がいかん」かはどっちでもよいということにしておきましょう。  現実の「高知広域環状道路」は、地域高規格道路の予定線によれば、高知南インター付近を起点とし、国道33号の 天神ランプ 高知西バイパス終点部あたりを終点としているかんじです。そして、たぶん自専道か歩車完全分離の高速っぽい一般道で完成4車線幅の暫定2車線供用になることが予想されます。  妄想世界では「 高知広域環状道路(通称:そとかん) 」は完成4車線の自動車専用道路として開通します。ルート自体は、それなりに計画線上にしてあるつもりです。黒丸印のところにインターを設置します。そして、浦戸湾架橋部分は「浦戸湾アカメ大橋」としましょう。最近やりがちな「地名+動植物ネーミング」にあやかりました。  個人的には、橋ではなく浦戸湾締切堤防をつくって、その上に道路を通す構造にしたかったですが、今回は橋にしてみました。橋部分は歩道も設置し、両端にあるエレベーターを使うことで、利用できるという構造にしたいです。それ

高知広域都市計画における市街化調整区域の見直し

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高知広域都市計画における市街化調整区域の見直し ~区域設定の非効率を新築着工数から妄想する~ 予算の制約も需要予測も環境アセスもなんもない妄想都市計画ばかりやっていると現実世界に帰ってこれなくなりそうなので、ちょっとだけまじめに都市計画を考えます。 そもそも市街化調整区域ってなんぞや? 日本中のほとんどの街が都市計画区域というものに含まれているといっていいでしょう。都市計画区域というものは名前のとおり、都市の計画の区域です(*^^)v。だいたいの街はその街の都市計画に基づいて道路なり工場なり、なんなりの施設なんかをつくっていきます。そして、その都市計画地域というものはおおざっぱに2種類に分けることができます。 線引きされてるやつ: 家とかお店とか工場とか建てていいところと建てたらダメなところが決まっているような都市計画の地域、建てていい場所が「市街化区域」ダメな場所が「市街化調整区域」。 線引きされてないやつ: 市街化区域とか市街化調整区域とか決められてない都市計画の地域。 高知県では 線引きされてる都市計画区域 高知市、南国市、香美市、いの町 線引きされてない都市計画区域 四万十市、香南市、土佐市、須崎市、安芸市などなど  下の図(高知県の都市計画2018第2章、p.10)では、緑のところが「線引きされてる」、オレンジと青が「されてない」ところを表しています。オレンジと青の違いは今回、あまり関係ない気がするので見なかったことにしましょう。 ということで市街化調整区域というのは、家や店や工場を建てたくても、自由に建てることができない地域のことです。 なんで、市街化調整区域ってあるの?  市街化調整区域がなく自由に家を建てれるようになった場合を考えてみます。田んぼの真ん中にぽつんと一軒家を建てられるようになったので、建てたとしましょう。竪穴住居なら電気電信・ガス・上下水道などのインフラは必要でないかもしれませんが、令和の時代ではたぶん必要なのではないかと思います。すると、その家一軒だけに田んぼの真ん中までインフラを引っ張て来なくてはならず、行政なんかにとってお金が余分にかかってしまいます。なので、人々は一定数まとまって、指定された場所(市街化区域)に住まなければなりません。  また、市街化調

国道32号 新根曳峠道路

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国道32号 新根曳峠道路  猪ノ鼻道路の新猪ノ鼻トンネルも貫通したそうで、高松⇔三好の交流・交通はかなーり便利になりそうです。高知県も32号を大規模改築改造して、三好⇔高知の区間も高規格なものにしてほしいです。 「南国ー大豊 の高速道路の料金下げたらいいじゃん」は禁句です。 新根曳峠道路 道路スペック: もちろん全線4車線、歩道付き、連続街路灯付き 主な構造物は北から順に、「新繁藤トンネル」「穴内川大橋」「根曳峠トンネル」「新改大橋」「新改トンネル」「佐岡大橋」「山田トンネル」 講評:  完成後は「イノシシ専用高速」とか「でっかい滑り台」などと言われること間違いなし。高速道路の大豊⇔南国を無料にするほうが現実味がありそうですが、ここは妄想世界なので、作りたいものがつくられます。  建設理由は「徳島に新猪ノ鼻トンネルみたいな高スペック道路がつくられて、高知に無いのが気に食わなかったから」ということにしときましょう。まあ名目は「災害時の県都へのダブルネットワーク、高速道路通行止め時の回避路線、山間部の地域振興とアクセス性向上、四国8の字ネットワークの補完強化」かな。  また、新根曳峠道路は中間点の分岐点までは、実際のあけぼの街道の山田バイパスにあたるものをほぼ踏襲していますが、この道路を本線とするため、東へ向かう(香北町方面)車は交差点を曲がらなければいけません。香北町方面の新佐野大橋はこの道路の支線ということになります、がこっちも4車線でつくっておきましょう。これは、徳島方面への「物部川バイパス」計画が脳内で実行中であるためです。こちらの物部川バイパスは、高知⇔徳島を最短で結ぶ無料自専道になるかもしれない予定です。高知県側では195号に沿うように建設予定で、県境の新四ツ足峠トンネルの手前では、大規模なキャンプ場やアウトドア用施設、温泉、ホテル、道の駅、コンビニ、GSを併設した、なんかおっきいものをつくる予定ですね。この世界では金が無限に湧いてくるので楽しいですなー。もっと将来的には、豊予海峡に橋架ける、無料高速を八幡浜⇔高知⇔徳島で建設して、紀淡海峡に橋架ける、そして紀伊山地に風穴をあけ、伊勢湾に橋を架けるという、新太平洋国土軸計画をぶちたてたいところです。  お話を新根曳峠道路に戻すと、一定の交通量はこっちに流